申請書類を仕上げるまで、相当の時間を費やした。最初は、ネットで情報集め。一番、参考になったのが、JA1PFPさんのこの
サイト。
申請書は手書きにしたが、添付する地図(アンテナ平面図、立面図、半径100m、1km)、説明文等は、手書きでは無理。パワーポイントがあれば良いのだが、いまさら、金をかけるまでもないので、無料ソフトのOpen OfficeをDLした。この中に、プレゼンテーション・ソフトも入っているので、これで、作成。地図は、Google Mapをスクリーン・ショットして、コピー。そこにテキスト・図形を入れ込んでいく。
これで、申請書類の大体の形は出来た。なお、アンテナのない160mと75mはエキサイターの出力100wのままとした。どうせ、出る予定はない。
最も、悩んだのが、電波防護指針に基ずく電界強度確認表。特にゲインのあるビームアンテナは、俯角減衰量を入れないとハイバンド(12,10,6m)でクリア出来ない。クワッドのメーカーにも問い合わせたが、そのような資料はないとのこと。
これは、3日くらい寝ながら考えたが、結論は、アンテナ・シュミレーション・ソフトのMMANAを使って、説明すること。MMANAには、20mQUADのシュミレーションが載っている。設定を自由空間にして、垂直パターンを表示させ、迎角ゲインを計算する。垂直パターンは、上下対象なので、フロント・ゲインー迎角ゲイン=俯角減衰量となる。
MMANAのコピーと計算方法を説明する文章を作って、電界強度確認表はクリア。乱暴だが、20m以外も同じ2elなので、同じであると説明した。なお、迎角(=俯角)は63°になっているが、これは隣地境界からの距離、アンテナの高さによって違う。
結果的には、総通から何も質問されず、ホット、胸をなで下ろした次第。
なお、この説明が、他の担当者や、他の総通で通用するかは不明。参考になさる方は自己責任でお願いします。当局は責任を取れません。
申請書類に対する、総通の指摘は、
- 無線局事項書にある、無線機の技適番号は削除、リニアを付加した時点で、技適から外れる。
- アンテナの高さの修正。クワッドは中心をアンテナの高さにしていたが、これはクワッドの下辺にすること。80mループアンテナの高さも、頂点としていたが、これは、隣地に近いポールの高さとすること。
早速、アンテナ立面図と電界強度確認表を修正して、総通に送付した。