当局のローバンドアンテナは、DXを始めた時から、US製のコブラ・ウルトラ・ライトという、マルチバンドDPを使ってきたが、過日、タワーを下げたときに、エレメントの断線を発見。以来、ローバンドは40mバーチカルだけになった。
修理をすれば、使えるが、この際、80mループアンテナの実験をすることにして、準備を進めてきた。実装は上図のとおり。当局のタワーは20m高だが、5バンド・クワッドが上がっているため、タワーにワイヤーを設置する場所の高さは、最高約18mである。左右にある12mのポールで中間点を保持し、給電部は約3m高。これに、自作の4:1バランで給電する。
バランは、QST誌2012年9月号に載っていた、デルタループの記事にあった、エア・コア・バランで、51ΦのPVCパイプに1.2mmのホルマル線を巻いたもの。エレメントはサガ電子のAW-2.8で、42mものを2個使用、全長84m。このワイヤーは、しなやかで扱いやすいが、一寸、細いので、断線が心配。
仮設して、測定した結果、一寸、共振点が低かったので、終端を1m程折り返した。結果、3.500Khzで、SWR1.1(R=45,X=6)と上々の結果。上のバンドの共振点は、7,300KhzでSWR2.6、10.600KhzでSWR1.9となって、ハムバンド内に共振点はなかったが、LDGのチュナーで同調を取れば、使えないことはなさそう。
今晩から、早速使ってみる。さて、結果や如何に。